第147回通常国会活動報告

第147回通常国会活動記録表

【総選挙前に行われた自自公連立政権の跡始末国会】
平成12年1月20日(木)に開会され、6月2日(金)に解散された第147回通常国会は、小渕内閣の下、自自公連立内閣で運営された1〜3月中と、森内閣の下、自公保連立内閣で運営された4〜6月中とでは、まったく様相を異にした国会であった(このホームページの「What's New」欄、"自由党の自自公連立に対する態度"(2000.4.3)参照)。
1〜3月中は、平成12年度予算および関連法案が粛々と審議、成立して行ったのに対し、4〜6月中は解散含みで浮き足立ち、必要最小限の法案を成立させるにとどまった。
私自身も、1〜3月中は自自公連立内閣の与党の政策責任者の一人として、予算と関連法案の成立を促進した。他方、4〜6月中は野党となったものの、審議される法案はすべて与党時代に政策責任者の一人としてその法案作成に深く係ったものばかりであったため、野党でありながら賛成に回った。
総選挙前の自自公連立政権の跡始末ともいうべき通常国会であった。

【予算委の基本的質疑において自由党を代表して質問】
第147回通常国会では、私は予算委員会の常任委員および大蔵委員会の理事として活動した。
まず予算委員会では、2月3日(木)と4日(金)の2日間の平成12年度予算案に対する「基本的質疑」の初日に、自由党を代表して50分間の質疑を行った(NHK放映付き)。また2月24日(木)の予算委員会公聴会においても、自由党を代表して公述人に質問を行った。
【与党時代に作成した法案の成立を促進】
次に、理事を務める大蔵委員会においては、宮沢大蔵大臣の所信表明に対する質疑(2月22日)、平成12年度税制改正法案に対する質疑(2月23日)、ペイオフ解禁関連法案に対する質疑(3月24日、4月18日)および同参考人質疑(4月18日)、ならびに財政投融資制度改革法案に対する質疑(4月19日)を行った。
以上の諸法案は、前述の通り、いずれも与党政策責任者として法案作成に関与し、経済財政部会長として自由党内の意見を賛成の方向で取りまとめたものばかりである。従って、野党となった4月以降も、賛成の立場で質疑を行った。

【今後は正真正銘の野党として対決】
自由党は6月25日の総選挙の結果、野党第2党となり、法案提出権の20名を超える22名の議席を得た。
今後は、正真正銘の野党として、改革を先送りする森政権、および自公保3党と対決することとなる。