2006年の年頭ご挨拶(H18.1.1)
謹賀新年
お元気で2006年の新春を迎えられたことと拝察し、お慶び申し上げます。
私は2期7年の衆議院議員を引退して2年となりますが、皆様方の暖かいご支援により、鈴木政経フォーラムの昼食勉強会(このホームページの「昼食勉強会のご案内」ご参照)、各種の講演や執筆(同<論文・講演>欄ご参照)、民主党国会議員の勉強会のコーディネート(同<講演の予定>欄ご参照)など幅広く活動させて頂いております。
この間日本経済は、一昨年の外需主導型成長の失速を経て、昨年初めから待望の民需主導型の回復が始まり、デフレの収束もようやく見えて来ました。株価も回復しています。これは企業のビジネス・モデルの転換を始めとする民間の血の出るような改革努力の成果にほかなりません。
しかし官主導・中央支配の公的システムの転換はこれからです。あと9ヶ月となった小泉政権がその端緒を開くことが出来るのか、本年9月以降の後継内閣が小さな効率的政府を目指し、真剣に歳出削減に取組むのか、それとも安易な増税・社会保障負担引上げ路線に走るのか、予断を許しません。
もし公的システムの抜本的な転換が出来なければ、民間の改革努力の成果である日本経済の復活は、古い公的システムの制約の下で中途半端に終わるでしょう。自公が衆議院の3分の2を占める政治情勢の下、今後数年が日本の正念場です。私は自民・民主両党で党首選挙が行われる本年9月以降に注目しており、その帰趨が日本の政治、経済の改革の成否を決すると思っています。
引続き日本の政治、経済情勢に関する私の見方を皆様にお伝えし、半世紀に1度というスケールの日本の大転換を正しい方向に導くため、微力ながら最善を尽くしたいと念じております。
皆様におかれましては、何卒本年も私の志に暖かいご理解を賜り、鈴木政経フォーラムを足場とする私の活動に力強いご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
厳冬の折柄、皆様方には呉々もご自愛専一にお過し下さい。
敬具
2006年1月元旦
鈴木 淑夫